FIND LOCAL

「ごはんを食べること」をもっと楽しくしてくれるお米屋さん
その他

祐天寺駅から徒歩5分、中目黒駅から徒歩8分の住宅街にある「平野屋米店」。ご夫婦と娘さんの3人で営むお米屋さんです。

店の創業は1933年(昭和8年)。今年で93年目を迎えます。3代目である店主の平野さんは、お米の博士号とも呼ばれる資格、一般財団法人日本米穀商連合会(日米連) 認定の「五ツ星お米マイスター」の持ち主です。

 

画像

さまざまな品種のお米が並ぶ店内

 

画像

 

店の特徴のひとつが、スタイリッシュな店舗デザイン。

美術大学を卒業した娘の裕樹さんが、デザイナーの経験を生かして手がけたもので、店のロゴマークやパッケージのデザインも、裕樹さんによるものです。

「以前は、“昔ながらの商店”といった佇まいでした。それも味わいがあって良かったのですが、デザインの仕事をしている身としては、すごく良いものを売っているのに見せ方で損しているように感じていました。そこで、両親に店のデザインを提案して、2022年にリニューアルが叶いました」

 

店に並ぶお米は20~28種類。それぞれに、炊いた時のもちもち度・柔らかさ・甘みをチャートにして表示しています。

 

画像

玄米で1.1kg(白米に精米すると約1kg)から購入可能

 

「お米の味は毎年違うので、店に出す前に必ず食べて味を確かめています。炊飯器の目盛り通りに炊いて3人で無言で食べ、それぞれが評価を書いて一斉に出します」と裕樹さん。

食べながら感じたことや、農協の評価なども兼ね合わせて、店独自のチャートを作っています。

 

画像

好みに合う品種や、おすすめの食べ方などを教えてもらえます

 

販売しているお米のタイプはさまざま。玄米でも炊飯器の白米モードでふっくら柔らかに炊ける「金のいぶき」のようなちょっと珍しいお米や、無農薬、有機栽培のものも。地元、祐天寺出身で、現在は新潟の上越で生産している農家と交流が生まれ、直接仕入れているお米もあります。

「みんなそれぞれ個性があって、おいしいものばかりです」と話す、店主の平野さん。

購入したお米は、店頭で精米。白米にするだけでなく、玄米の表面のヌカ層や胚芽を一部残した「分づき精米」も行っています。栄養価が高く、玄米より食べやすい「分づき米」を希望するお客さまも多いそうです。

 

画像

分づき精米は、お米の種類やその日の気温・湿度によって細かな調整が必要。五ツ星お米マイスターの平野さんでさえ「難しい」と言うほどの高度な技術です

 

画像

3分、5分、7分と、つき加減を選べる“分づき米” が人気

 

お米以外に、ごはんのお供にピッタリの瓶詰めや、雑穀、麦茶なども販売。

年末には正月餅、1月末には寒餅を、全て店で手作りして予約販売しています。

 

画像

ごはんのお供にぴったりの瓶詰め

 

画像

雑穀は少量から試せるように50gから購入可能

 

画像

香ばしくておいしい!世田谷区で焙煎している麦茶

 

米屋の息子に生まれ、店を継ぐことが当たり前だと思って育ったという平野さん。

「一度くらいは社会に出てみたいと思いましたが、大学を卒業して数カ月で先代である父が亡くなり、すぐに店を継ぐことになりました。仕事の細かいところを教えてもらえていなかったので苦労しました」

 

画像

 

生まれた時から住むこのまちは、今もご近所同士で声を掛け合う、下町のような雰囲気があるといいます。

「近所で一人暮らしをする若い人からごみの捨て方を相談されたり、小さいお子さんがいらっしゃるお母さまから離乳食のことを相談されることもあります」と話すのは、奥さまの美智子さん。店をリニューアルしてからは、昔からのお客さまに加えて、若い世代や外国人のお客さまも増え、いろいろな人と話ができることがとても楽しいそうです。

 

現在は店で働きながら、フリーのデザイナーとして活動する他、店の隣でベトナムの肥料袋をアップサイクルしたバッグの店「tuan tuan」の運営もしている裕樹さんに、今後の展望を伺いました。

「お米を選ぶ楽しさや、米農家さんの思いを、もっと伝えていける店になりたい。父のように五ツ星お米マイスターも目指したいですね」

 

画像

「この仕事が楽しい!」と話す平野さんご夫妻と、娘の裕樹さん

 

今は相談があった方だけに対応している、結婚式で両親に贈る「体重米」、 出産の内祝い用の「出生体重米」、1歳の誕生日を祝う「一升米」なども、デザイン力を生かした商品にして、もっと広めていきたいと考えているそうです。

 

いろいろな味のお米をしっかり味わいたいと思ったら「平野屋米店」を訪ねてみませんか。

お米を選びながら、あたたかで楽しいひとときが過ごせるお店です。

 

画像 画像

 

【営業時間】

8:30~19:00

定休日:日・祝日

※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、公式Instagramでご確認ください。

※掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。

 

■Instagram

@hiranoya_rice

店名:
平野屋米店
URL:
https://hiranoyarice.theshop.jp/
場所:
東京都目黒区上目黒4-8-12

SHARE

  • insta
  • fackbook
  • twitter