2026.06.29
2026年5月2日(土)と3日(日・祝)の2日間、青葉台東急スクエアで、地産地消を身近に楽しむイベント「横浜あおば小麦フェスティバル」が開催されました。
横浜市青葉区では農家・福祉施設・飲食店が連携し、小麦の栽培から商品づくり、提供までを一体となって行う「横浜あおば小麦プロジェクト」が推進されています。青葉区で収穫された「あおば小麦」を使用したビール「Angel With Blue Wings(通称:あおばビール)」は、青葉台東急スクエア South-1本館 地下1階・青葉台 東急フードショーで販売中です。今回のイベントは、このような、地域資源を生かした活動を広く知っていただくことを目的に開催されました。
関係者の皆さんの思いと声をお伝えしながら、初開催となったイベントの初日をレポートします。

限定販売のオリジナルビールに長い行列!キッチンカーやステージイベントで、笑顔いっぱい
気持ちよく晴れた空の下、会場となった青葉台東急スクエア South-1本館 1階アトリウムには多くのお客さまが集まりました。お目当ては、限定販売のオリジナルビール「あおばハニーエール」です。
青葉台駅からすぐの、青葉台郵便局の屋上では養蜂が行われています。そこで採れた「ぽすみつ」と「あおば小麦」のコラボ商品「あおばハニーエール」は、本イベントのために製造したもの。販売ブースには発売前から行列ができ、まさに飛ぶように売れていく盛況ぶりでした。

会場には、地元のお店のキッチンカーも並びました。ジューシーなソーセージやホットドッグ、熱々ピザ、こだわりのお弁当から甘いクレープなど、提供するメニューには「あおば小麦」が使われています。飲食スペースは、出来立てメニューやビールを楽しむお客さまでいっぱいとなりました。

日本郵便のオリジナルキャラクター「ぽすくま」などが登場した撮影会では、子どもたちが大喜び!青葉区出身のミュージシャン「Bübbles HACHI」さんによるウクレレの音色と歌声も会場を彩り、にぎやかで楽しい時間となりました。

「横浜あおば小麦フェスティバル」の開催に携わった、青葉台東急スクエア、横浜あおば小麦プロジェクト、青葉台 東急フードショー、それぞれのキーパーソンにお話をうかがいました。
地域密着型の商業施設として、まちの発展に貢献したい
(株)東急モールズデベロップメント 青葉台東急スクエア 「横浜あおば小麦フェスティバル」担当 久保瑞季さん
初開催のイベントについて、お客さまの反応と、青葉台東急スクエアでこのイベントを開催することになった経緯を教えてください。
「想定以上に多くのお客さまにお越しいただき、とてもうれしく思っています。ファミリー層をはじめ、幅広い世代の方々に「あおば小麦」の魅力をお届けできていることを肌で感じています。」
「イベント開催については、以前から青葉台 東急フードショーで販売している「あおばビール」のご縁からお話が広がりました。地域の方に、「あおば小麦」のことをもっと知っていただきたいとの思いから、今回の開催に至りました。」

イベントのテーマや、準備を通して特に印象に残ったできごとを教えてください。
「楽しみながら知っていただくことをテーマに、地元の方を中心にお声がけをして、キッチンカーやステージコンテンツなどを用意しました。準備の中でも一番印象に残っているのは、関係者の皆さまと一から作り、今回限定販売した「あおばハニーエール」の製造ですね。何度も話し合いを重ねて商品名を決定するなど、地域のエッセンスや思いが詰まっており、完成した時には大きな達成感に包まれました。」
「青葉台」のまちの印象は?
「何よりも、住民の“温かさ”を感じるまちですね。今回お声がけした、地元店舗やステージイベント出演者の方々も、快諾してくださいました。以前マルシェを開催した際も、皆さん地元愛にあふれていて、進んで力を貸してくださる方が多かったです。」
地域の商業施設としての、今後の展望をお聞かせください。
「今後も、地産地消や地域農業の取り組みについて引き続き発信していきたいです。人と人、人とモノをつなぐ情報発信の中心となり、地域密着型の商業施設として、青葉台という地域の発展に貢献したいと考えています。」
たくさんの価値を秘めた「あおば小麦」の、アンバサダーとして
横浜あおば小麦プロジェクト 奥山誠さん
初開催を迎えた率直なお気持ちと、準備段階で印象に残ったできごとは?
「率直に言いまして、駅前の商業施設のこんなに広い場所を使わせてもらえるなんて、宝くじに当たったような気持ちです(笑)。大変だったことは……特にありません。すべてが楽しさに変わりましたから!印象に残ったことは……全部です!」

「横浜あおば小麦プロジェクト」開始のきっかけと活動状況、このイベントでの役割をお聞かせください。
「私は、元パン屋(Bakery Cafe COPPET)でして、「あおば小麦」を自分の店で使っていました。2014年ごろから青葉台でまち飲みイベントを主催していたのですが、その時に「あおば小麦」と飲食店さんをつなぐインスピレーションが湧きました。“みんなで地産地消しようよ”というのが始まりでした。その中でビール熱が高まり、2019年ごろに『あおば小麦でビールを造ろう!』となり、2020年には、製品を、青葉台 東急フードショーで扱ってもらえるようになりました。
青葉区は、横浜市内で小麦の生産量がナンバーワンなのですが、青葉区で小麦が収穫できることを知らない人もいらっしゃいます。このイベントの大きな役割は、より多くの皆さんに『あおば小麦』の存在を知っていただくことです。」
どのような思いで「横浜あおば小麦プロジェクト」を行っていらっしゃいますか。
「現在は、食育に関わる活動もしていまして、その中で面白いことがあります。子どもたちと話していると『給食や家で食べるトマトは嫌い!』だけど『自分で育てたトマトは食べられる!』と言います。自分たちの土地でできたもの、作り手さんの顔が見えるものを食べること、それが、地産地消なんじゃないかなと。
今回のイベントではお子さん連れのファミリーがたくさんいらしています。子どもたちが大きくなった時に、“自分の住んでいたところに何があった?”と聞かれたら、「あおば小麦」と言ってもらえるようになればいいですね。」
「横浜あおば小麦プロジェクト」がこれから目指すところ、今後の「夢」をお聞かせください。
「小麦は、うどんにもなるし、ピザにもパスタにもなる。ビールにもなりますよね。そして今回みたいに人を楽しませる要素も持っている。いろんな価値を秘めている小麦のことを広く理解していただきたいので、こういったイベントを続けていきたいです。
それと「小麦音頭」!1年ほど前に私が作詞・作曲しました!朝5時ごろに、目が覚めて突然、歌詞とメロディーが浮かびまして、プロの人たちの力をかりてレコーディングして。青葉区の小学校で振りも考えてもらいました。
夢は「小麦音頭」が地元の盆踊りに採用されることですね。そしてゆくゆくは青葉台駅の発車メロディーになったら最高です!」
「青葉台」のまちの印象は?今後、このまちでやってみたいことは?
「青葉台の皆さんって“青葉区LOVE”の方が多いですよね。「あおばビール」を造った時『地元に、こんなのがほしかった!』という声をたくさんいだたきました。
“つながり好き”な方が多いとも感じます。例えば、都内に通勤していても青葉台に帰ってくると顔見知りがいる、よく知っているお店がある、というように自分の住むまちにいろいろなつながりがあると気持ちが豊かになるじゃないですか。ぼくも小麦の導きで、たくさんの人とつながることができました。
私にとって、人と人とをつなげてくれるのが小麦です。今後も、「あおば小麦」のアンバサダーとしての活動を、このまちで続けていきたいです!」
お客さまの声を聴き、農業循環の取り組みを続けたい
(株)東急百貨店 青葉台 東急フードショー 佐藤彰洋さん
初登場の「あおばハニーエール」について、お客さまの反応は?
「驚くことに、開始時間の前からたくさんのお客さまにお並びいただきました!事前に告知を見て『すごく楽しみにしてるよ!』とお声をかけてくださった方も多くて、うれしかったですね。
今回だけの限定品としての製造・販売いうことで、正直ドキドキするチャレンジでもありましたが、青葉台のお客さまは地元で採れたものを地元で食べることの価値をとても大切にしてくださっているので『素材にこだわってしっかり作れば、きっと思いは伝わるはず』と信じて準備してきました。予想以上の売れ行きに本当に喜んでいます!
販売から5年目を迎える「あおばビール」も、年々ファンが増えているのを実感しています。地元への愛着が強く、福祉と農業の連携や無農薬栽培といった、背景のストーリーまで知った上で応援してくださっている方が多くいらっしゃいます。」

この地域での“食の提供”で意識されていることと、地域連携についての今後の展望をお聞かせください。
「日本でのビール産業発祥の地が、この横浜といわれています。横浜はビールのまち、という情報発信を強化していきたいと思っています。このまちのお客さまは“青葉区大好き”で、フードロスにも関心を持っていらっしゃいますので、お客さまのニーズにお応えする形での地産地消と農業循環の取り組みを、今後も続けていきたいです。」
青葉台 東急フードショーは、このまちの中でどのような存在を目指していらっしゃいますか?
「青葉台のまちには、地域のつながりや、人とのふれあいを温かく育まれているお客さまが多いと感じます。日常的にご利用いただくお客さまも多く、お客さまから取り扱い商品のご要望をいただくこともあります。
青葉区とその周辺地域の特産品を発掘して提供するなど、ファミリーでの利用や日常の食のシーンに寄り添い、“食”を通じて、地域のお客さまの暮らしのパートナーであり続けることを目指します。」
皆さんの方々のお話から見えてきたのは、青葉台というまちの「温かさ」と、住民の皆さんの「深い地元愛」です。一粒の小麦が、ビールやフードへと姿を変え、音楽にもつながって「人と人」「人とまち」が結びついていく――。地産地消とは、単に地元のものを味わうだけでなく、そうした豊かなつながりを生み出し、未来の子どもたちに誇れるまちを受け継いでいくことなのだと、改めて気付かされます。
これからも、このまちの“幸せな地産地消”から目が離せません。
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■横浜あおば小麦フェスティバル 概要
開催日時 : 2026年5月2日(土)・3日(日・祝)11:00~19:00
開催場所 : 青葉台東急スクエア South-1本館 1階アトリウム
主催 : (株)東急モールズデベロップメント
協力 : 青葉台 東急フードショー、横浜あおば小麦プロジェクト




