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売るのも買うのも子どもだけ!中央林間東急スクエア「キッズフリマ」レポート
中央林間

小学生以下の子どもだけが参加できる「キッズフリマ」。
楽しみながら経済について学べるとあって、全国各地で開催されています。
そんな人気イベントが2022年3月、中央林間東急スクエアで初開催! たくさんの子ども達の笑顔であふれた当日の様子をご紹介します。


14の個性豊かなお店がオープン!まずは緊張の出店準備

 

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開催されたのは、中央林間駅直結の商業施設「中央林間東急スクエア」1階のイベントスペース。
あいにくの空模様にもかかわらず、出店申込をしていた14名の小学生が集まりました。

開催前には、運営スタッフによるレクチャーを受講。配られた収支計算シートを見ながら、販売や接客の心得に関する話に熱心に耳を傾ける子どもたちの姿が印象的でした。

 

東急モールズデベロップメントの運営担当者に話を聞くと、「近くの小学校でも告知をしていただいたおかげで、たくさんの方に予約してもらえました。この辺に住んでいる子どもたちが楽しみながら学べる場になればと思います」と意気込みを話してくれました。


 

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レクチャーを終えて、自分の出店場所につく子どもたち。商品の陳列や値札の確認、お釣りの準備などに余念がありません。期待と不安の入り混じったみんなの表情に、見ているこちらまでドキドキしてきます。

 

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このキッズフリマで販売できるのは中古品のみ。各店には、使わなくなったおもちゃや読み終えた本などが並びます。幅広いアイテムを扱う子もいれば、専門店さながらマニックなラインナップをそろえる子も。一人ひとりの個性が感じられます。

 

商品の並べ方もさまざま。多くの子が、売れた商品を入れる袋やキャッシュトレーを用意していました。
中には、一つ一つを透明な袋に入れて丁寧に並べている子も。それぞれが自分なりに工夫していることが伝わってきます。

 

子どもだけのフリーマーケット開始!

 

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営業時間は14時半から1時間。スタートの合図とともに、開店を待ちわびていた子どもたちが買い物エリアへと一斉に入っていきます。出店者同様、来店者も地元の学校に通う小学生が多い印象。保護者は中に入れないので、売る子も買う子も緊張した面持ちです。

 

しかし、すぐに慣れるのが子どもたちのすごいところ。
最初はモジモジしていたものの、指をさして商品について尋ねる子や、それに答える子など、あちこちで徐々に会話が生まれていきます。コミュニケーション力も養われそうですね。

 

中には、同級生を接客する子も。友達が来店して会話が弾んだり、逆に照れくさそうにしていたり・・・
普段とは異なる環境だからこそ、学校では知らなかった同級生の意外な一面をお互いに知れる良い機会にもなっていたのかもしれません。


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品物を袋に入れて渡して、お金をもらって、お釣りと品物を渡して・・・出店者は大忙し!
品物が売れた後は、収支計算シートへの記録も忘れずに行います。モノやお金の大切さ、販売の大変さなど、さまざまな学びがありそうです。

 

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子どもたちが使っている通貨は本物の小銭。現金を使うことで、お金の価値を実感することにもつながります。支払い時にお財布の中をのぞきこんで「ない。足りない」とつぶやいていた子は、きっと次回は「これください」と言う前に値段をしっかり確認するはずです。

 

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▲エリアの外で見守る保護者たち。落ち着いて見学する方もいれば、心配そうにアドバイスをする方もいて、さまざまな様子が見られました。

 

売る子も買う子も大満足の1時間

 

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販売時間も後半に差し掛かると、みんな少しでもたくさん売ろうとがんばります。
値引きをしたり、呼び込みの声を大きくしたり。終了間際まで「いらっしゃいませ~!」「ありがとうございました!」の声が響いていました。

 

中には、時間内に自分も買い物をしようとお店を留守にする子も。
出店側も買い物を楽しめるのはうれしいですね。

 

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そしてあっという間に1時間の営業が終了。店じまいをする前に、ドキドキの収支計算を行います。
売れ行きを聞いてみると、「あたしは1,900円売ったよ!」「売れてもせいぜい5個くらいだと思ったけど、10個以上売れた!」など、誇らしげに話す子が多くいました。 

 

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▲終わりのレクチャーで、営業を振り返る子どもたち

 

出店した小4女子のお母さんは、「学校で案内をもらった娘が自分からやりたいと言って参加しました。当初はフリーマーケットの意味も分かっていなかったと思いますが、実際にやってみて、売り買いについて少し学べたのではないかと思います」と話してくださいました。

 

<まとめ>

 

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▲最後に記念撮影をしてお開きとなりました。

 

売る子も買う子も、楽しみながら販売の仕組みについて学べる「キッズフリマ」。
自分にとって不要な物でも、他の誰かにとっては価値のある物であることも実感でき、リユース意識の向上につながるイベントだったのではないでしょうか。

 

また、普段よく訪れる地元の施設でのイベントだったからこそ、お店を出したり買い物をしたりする経験の貴重さや、人とのつながりをよりリアルに実感できた子も多かったはず。今後も、地元の子ども達が楽しく学べるようなイベントの開催に期待したいと思います。

URL:
https://www.chuorinkan-square.com/
場所:
中央林間東急スクエア
writer:
佐々木志野
photographer:
佐々木志野

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