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年輪が刻む地域とのつながり――武蔵小杉東急スクエア「10周年アニバーサリーイベント」レポート
武蔵小杉

2023年3月25日、「武蔵小杉東急スクエア」にて開業10周年のアニバーサリーイベントが開催されました。
東急電鉄のキャラクター・のるるんの来場や、年輪をモチーフにした参加型企画など、多くの来場客でにぎわったイベントの様子をレポートします。

 

10年間の感謝を込めた企画が満載!/武蔵小杉東急スクエア「10周年アニバーサリーイベント」

 

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▲1階「青山フラワーマーケット」前特設会場

 

住みやすい街として発展を続ける武蔵小杉の駅前にある「武蔵小杉東急スクエア」。
地域密着型の商業施設として、2013年4月の開業時より地元の人々を中心に親しまれてきました。

 

そんな同施設の開業10周年を記念して、3月25日に10周年アニバーサリーイベントを開催。
メイン会場となった同館1階の特設広場を中心に、さまざまな企画が催されました。

 

「年輪」ボードに制服の着用体験・・・ファミリーにぴったりなフォトスポットがずらり

 

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まず目を惹いたのは、会場の一角に設置された“10周年輪ボード”。こちらでは、武蔵小杉東急スクエアの施設ロゴにもなっている「年輪」をモチーフとした、巨大なアート作品を作り上げる企画が実施されました。

 

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作品の作り手は、来場客の皆さん。
10年後の夢を書いた短冊を輪っか状にしてボードに貼りつけ、年輪に見立てた「10th anniversary」の文字を完成させていきます。

 

参加ブースには、家族連れから高齢の夫婦の方々まで幅広い年代の方々が来場。思い思いの願いを短冊にしたため、年輪を大きく育てていっていました。

 

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その隣でひときわ賑わいを見せていたのは、東急武蔵小杉駅の体験ブース。
東急電鉄のちびっこ制服を着用し、運転手になった気分で記念撮影を楽しめるとあって、多くの家族連れがブースの前に列を成していました。

 

なお、記念撮影用の車両パネルは、この日のために駅員総出で手作りした力作なのだとか。デザインや塗装にもこだわって1週間以上かけて完成させたそうで、現場にいた駅員さんは、「日頃は通勤通学の方々と接する仕事をしているので、鉄道好きのお子さんと直接触れ合えるこのような機会はありがたい。今後もさまざまな地域のイベントに参加して、東急電鉄を身近に感じてもらえたら」と話してくれました。

 

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東急電鉄のブースでは、毎時00分に東急線キャラクターの「のるるん」も登場!
のるるんが会場に現れると、あっという間に黒山の人だかりができるほどの人気ぶりでした。

 

のるるんとの記念撮影を求める来場客で長蛇の列ができ、駅員さんも撮影で大忙し。

 

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その隣には、武蔵小杉エリアの安全を守る中原消防署の体験ブースも登場しました。現場の職員に話を伺うと、地域のイベントには普段から頻繁に参加しているものの、武蔵小杉東急スクエアとともにイベントを実施するのは今回が初めてなのだとか。

 

「消防車や救急車を好きなお子さんは多いので、このようなイベントに参加して、多くの方々に喜んでもらえるのは嬉しいです。今後も地域の安心安全を守りながら、中原区(武蔵小杉一帯)を盛り上げていきたいと思います」。

 

川崎フロンターレのフラッグがアクセサリーに!? SAORI ARTワークショップ

 

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4階レストランフロアでは、「Kawasaki Saori Artプロジェクト」主催によるワークショップも実施されました。

 

「Kawasaki Saori Art」とは、誰もが自由な発想で生み出せる「さをり織り」という織物を、川崎市ならではの素材で作り上げるプロジェクトのこと。川崎市内のスポーツクラブや企業などから布廃材を集め、それを裁断して織り込むことで、世界に二つとない個性豊かな織物を制作しているのだとか。

 

布廃材の中には、サッカークラブ・川崎フロンターレのフラッグなども含まれているそうです。

 

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今回のワークショップは、そんな「Kawasaki Saori Art」の材料である布廃材を使ってアクセサリーを作るというもの。毛糸に綿、ナイロンなど、素材も色味も異なる布廃材を自由に組み合わせて自分だけのアクセサリーを作っていきます。

 

体験に参加していた小学生の女の子は、「お母さんにプレゼントするブローチを作った。どの布を使おうか選ぶのに迷ったけど、簡単に作れて楽しかった」と感想を聞かせてくれました。

 

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会場では織り機のデモンストレーションも実施。レストランを訪れた人々を中心に、数多くの通行客から注目を集めていました。

 

「Kawasaki Saori Artプロジェクト」は、地元の高校生とのコラボレーションや、公共空間でのアート展示など、地域の取り組みにも力を入れているのだとか。「自分が住んでいる街における人とのつながりは、仕事上の人間関係とも違って気楽で心地良いもの。今後もSaori Artの活動を通して、地域の人々とのつながりの輪を広げていきたい」と語ってくれました。

 

地域に愛され、人と人とのつながりを実感できる場に

 

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▲イベント終了間際の“10周年輪ボード”。大きな年輪が完成していました

 

「開業10周年を迎え、これから先の10年を見据えたときに、地域の方々にもっと愛される存在になりたいと思いました。中でも、武蔵小杉の未来を担っていく子どもたちに武蔵小杉を、そして当施設を好きになってもらいたい。そんな思いから、地域の方々と一緒に今回のイベントを作り上げました」と話すのは、同イベントの企画運営担当者。

 

この日、会場に咲いた主催者や来場客のたくさんの笑顔が、本イベントの成功を物語っていたのではないでしょうか。あいにくの雨天のため中止になったものの、同イベントには中原警察署や川崎フロンターレも参加を予定していたのだとか。今後も地域の団体とのつながりを生かした、さまざまなイベントや企画の開催に期待したいと思いました。

 

URL:
https://www.kosugi-square.com/
場所:
武蔵小杉東急スクエア
writer:
齋藤美穂
photographer:
齋藤美穂

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