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新たなチャレンジと、本物を届けたい!「FIND LOCAL 青葉台」レポート
青葉台

このまちに集う。

このまちには知育クレヨンを手作りするクリエーターがいます。

素材にこだわったケーキを作るパティシエがいます。

和菓子好きが集まって作る地産地消の創作和菓子があります。

さあ、歴史あるまちに息づく、新しい魅力を見つけましょう。

 

2023年10月29日(日)、3日間の「FIND LOCAL FES 2023」の最終日となる3日目。「FIND LOCAL 青葉台」が開催されました。このまちらしい個性的なショップがそろったマルシェと、スペインタイルのワークショップを実施。早朝に降った雨もイベント開始時間には上がり、多くのお客さまでにぎわったイベントの様子をレポートします。

 

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まちの奥深さを感じる、心引かれる魅力的な出店者

出店ブースに並ぶのは、本物のおいしさにこだわったお菓子やパン、地域とのつながりを大切に商品開発した和菓子、良いものを全国各地から取り寄せるセレクトショップの野菜、好きを極めた輸入雑貨やおしゃれ小物まで、青葉台のまちの奥深さを物語る、個性が光る商品ばかり。箸置きの手作りワークショップも好評でした。

本格的クラシック音楽ホール「フィリアホール」を擁する青葉台ならではの“アート”を感じるイベントで、まちと人に愛される3つのお店にお話を伺いました。

 

 

青葉台育ちのオーナーが提案する、世界で一つだけのギフト

KITOKA Flower & Gift SHOP(キトカ フラワー&ギフトショップ)

 

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感情を色彩で表現するエモーショナルアート「カスタムクレヨン」。海外では注目されているものの、日本ではまだ珍しいハンドメイドの知育クレヨンです。「KITOKA」では、移動販売車で「カスタムクレヨン」を紹介する活動や、クレヨンクリエーターの育成を行っています。

アルファベットやさまざまな形のオリジナルクレヨンを組み合わせて作る世界で一つだけのギフトは、出産祝いや誕生日のプレゼントにも最適です。さらにブースには、オーストラリア産の美しいプリザーブドフラワーも並べられており、天然のお花の良い香りが漂っていました。

 

オーナーの塩坂さんは、生まれも育ちも青葉台。結婚して子どもを持った今も青葉台で暮らしていることもあって、散歩中に見つけた「スプラス青葉台」の会員制オフィスで開業。「まだ立ち上げたばかりのショップですが、地元と関わる活動ができたらいいな」と話してくれました。

そこで、「青葉台」のイメージを尋ねてみました。

「学生の頃から感じているのは、治安が良いということ。人の温かさみたいなものを、すごく感じます。」「この辺は子育て世代のお母さんが多く、教育熱心でありながら、子どもの意思を尊重する方が多いように思います。」

もともと保育や学童関係のお仕事をされていたという塩坂さん。今後は、出店できる場所を探して活動を広げていき、この地域の子どもたちに何か還元したい、とのこと。

「当分は移動販売車での活動で、地域や人とのつながりと人脈づくりを行い、将来的には子どもたちの習い事の場を運営したいと思っています。」そう夢を語ってくれました。

 

 

本物のおいしさを届け、このまちの個人店を盛り上げていきたい!

PÂTISSERIE effet(パティスリーエフェ)

 

青葉台駅から徒歩4分ほど、しらとり台にある「PÂTISSERIE effet」。「特別なときも、日常も、洋菓子を通じて多くの人を幸せにしたい」というポリシーの下、農園直送のフルーツや発酵バターなど、こだわり抜いた素材を使ったタルトや焼き菓子を販売する洋菓子店です。当日のブースではスコーンやフィナンシェ、サブレやマドレーヌなど、色とりどりの焼き菓子が並べられており、多くの人を引きつけ人気を集めていました。

 

「砂糖の甘さより、素材の味を生かすことを心掛けています」「高級ホテルで使われるような食材、例えば発酵バターやタヒチ産のバニラビーンズなどを使って、パティシエが丁寧に一つ一つ店内で作っています」と話すのは、代表の藤重さん。

 

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藤重さんが出店の際にこのまち「青葉台」を選んだ理由は?

「出店場所を探しているときに主に田園都市線沿線のまちをあちこち見て回ったのですが、青葉台に来たとき、ゆったりしていて佇まいのいいまちだな、と思いました。特に駅前の街路樹が気に入りました。そしてこのまちのお客さんに、ぜひ当店の保存料・着色料を使わない“お菓子本来のおいしさ”を知ってもらいたい!と。」

その思いはまちの人たちにも伝わっているようです。ブースにはマルシェへの出店を知ったお客さまが途切れることなく来店し、何度も本店から商品を補充するほどでした。

 

青葉台のまちには大手チェーン店もありますが、一方で、個性的な個人店もたくさんあります。

「僕たちは、個人店を盛り上げていきたいと思っています。こうしたイベントには積極的に参加しておいしさを知っていただき、実店舗にも足を運んでいただけるようになるとうれしいです。」

「わざわざ出掛けて来てもらえるまちになってほしい」との思いを聞かせてくれました。

 

 

国際交流や地産地消の取り組みから生まれる、おいしい和菓子とつながりの輪

NPO法人はんなり和菓子ラボ

 

「美味しく、楽しく、生き生きと」をモットーに、和菓子で社会貢献を目指す「はんなり和菓子ラボ」。当日のブースでは、みたらし団子や栗まんじゅうの他、トマト寒天やハロウィンかぼちゃパイ、夏みかんピールチョコやはんなり薄柿(乾燥柿)など果物系のスイーツも人気でした。

 

始まりは、理事長である南條さんの和菓子好きが高じて立ち上げた和菓子サロン。京都で送った大学生活で和菓子の魅力にハマり「芸術的な和菓子を作ってみたい、和菓子で社会貢献をしたい」という思いが生まれ、引き寄せられるように地域とつながっていきました。2023年1月にはNPO法人化を実現。子ども食堂への和菓子の無償提供や田奈にある「横浜市青葉国際交流ラウンジ」などでの活動など、創作和菓子を通じて子どもたちの健全育成、国際交流に寄与する活動を行っています。

 

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和菓子に興味を持つ海外の方は多く、ワークショップを開くとすぐに人が集まるのだそう。和菓子の作り方を教えるのはもちろん、逆に外国のお菓子を教えてもらうなど、国際交流が新しい創作和菓子のタネとなっているようです。

地産地消にも取り組み、鉄(くろがね)町のトマトファームのトマトを使ったレシピを開発。人気商品「トマト寒天」が生まれました。トマトの収穫を手伝っていたのがハンディキャップを持つ方々だったそうで、「来年度はハンディキャップをお持ちの方との共同作業も予定しています」とのこと。つながりの輪はどんどん広がっていきそうです。

 

駅前のクリスマスイルミネーションに一目ぼれしてこのまちに住み始めたという、同法人副理事長の岡崎さんにもお話を伺いました。

「青葉台は、住民の年齢層が高いまちだと思うんです。その中で、地域のコミュニティ―から孤立するシニアと子どもたちの交流の場を作りたいと考えています。空き家を利用して、例えばシニアの方が子どもたちに外国語を教えたり、一緒に和菓子を食べたり。シニアは子どもと一緒にいることで元気をもらえます。お互いにできることを提供し合えるまちになっていくといいと思います」そんな夢を語ってくれました。

 

 

■スペインタイルのお箸置き作り--------------------------------------------------------------------

素焼きのタイルに、好きな色で好きな絵を描いて、箸置きを作るワークショップを開催。皆さん集中して絵付けを進め、カラフルなスペインタイル製の、世界で一つだけの箸置きが出来上がりました!

 

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店名:
青葉台東急スクエア
URL:
https://www.aobadai-square.com/

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