2025.09.11
青葉台駅から徒歩7分ほどの場所にある「Le.jardin(ル・ジャルダン)」は、2022年にオープンした生花店。厳選された花や、オーナーの北村さんが作るブーケやアレンジメントのファンも多いお店です。
ナチュラルで洗練された雰囲気の店内
北村さんが得意とするのは、くすみ感のあるニュアンスカラーの花を使ったアレンジ。多種類の花と葉を巧みに組み合わせ、可憐さと華やかさを持ちながら、野の花のような生き生きとした動きを併せ持つ作品に仕立ててくれます。その光るセンスに、花の専門誌から掲載依頼がくるほど。
ずっと眺めていたくなるニュアンスカラーのアレンジメント
ブーケなどの注文には、用途の他にも受け取る方の年齢や雰囲気などをしっかりヒアリングし、「どんなものにしたら喜んでもらえるかな」とイメージしたうえで、花を仕入れて作ります。
「お店の一番のこだわりは、お花の仕入れ」と語る北村さん。
鮮度や品質に信頼を置いている卸店から、その日の一番良い花を手に入れるために、週3日の市場に通う日は、午前3時に起床。アレンジした時の組み合わせをイメージしながら、珍しい品種の花や、色や香りに定評があるバラ農家のバラなども仕入れます。花の産地を訪れて、農家の方から栽培の苦労話を聞くなどの交流もあり、花一輪一輪に対する深い思いは人一倍です。
お客さまから「この店の花は長持ちする」「この農園のバラのファンなんです」などの声をかけていただくことも。「お花の価値を分かってくださるお客さまが多いことが、とても励みになっています。」
北村さんが花の仕事を始めたきっかけは、お友だちの作ったフラワーアレンジメントを見て心を動かされたこと。「自分もやってみたい」とフラワーアレンジメントの資格を取得。マンションの集会室でレッスンを始め、多い時は参加者が50人集まることも。「材料をそろえるなど大変でしたが、とても楽しくて、3年間ほど続けました。」
その間、自身も花に関するさまざまな教室に通って学びを続け、ブログで発信した作品を見て集まった方たちなどに自宅で教えるレッスンを開講。10年間続けた後、青葉台に念願の店をオープン。2024年に広いスペースを求めて、二軒隣の現在の場所に移転しました。
繊細な色と香りに定評のあるバラ農家のバラも仕入れています
現在は、本格的に学びたい人のコースから単発の体験まで、少人数のレッスンを店舗で開催。都合の良い日に予約して参加できるスタイルなので、自分のペースで通えます。レッスンには10年以上通っている生徒さんもいるのだそう。
ドライフラワーやフラワーベースなどと一緒に販売されているボタニカルキャンドルは、北村さんの妹でキャンドルアーティストの相内さんが制作したもの。売れ残ったロスフラワーを利用しています。
ボタニカルキャンドルはプレゼントにも人気
花のきれいな色が見えるように、できるだけ透明なソイワックス(大豆油を主原料としたワックス)を使用。
「火をつけると、ほんのり豆の香りを感じます」と相内さん。
農家の方が大切に育てた花は、無駄にせずドライフラワーに
「店を始めるなら、妹のキャンドルも一緒に」と考えていたという仲良し姉妹のお二人。
妹の相内さんが住む青葉台は訪れる機会が多く、お気に入りの店もある好きなまちだったそう。
「自分がイメージする店と、まちの雰囲気がマッチしていると感じて、開業の地に選びました。」
北村さん(左)と、妹の相内さん(右)
「このまちには、1週間に1度、一輪の花を選ぶのを楽しみに訪れる方や、保育園帰りに花を選ぶ時間を楽しむ親子など、花のある生活を楽しんでいる人が多くいらっしゃると感じます」と北村さん。
「一輪の花で心にゆとりを」と願う自身の思いに合っているまちと感じるのだとか。
その思いを伝えたいと、青葉台のまちのイベントには積極的に参加しています。
「うちの花をきっかけに、日常的に花を飾る人が増えたらうれしいですね。」
今日は、どんな花が待っているでしょう。
心ときめく一輪を見つけに、出かけてみませんか?
【営業時間】
月・水・土曜:11:00~17:00、火・金曜:11:00~18:00
定休日:木・日曜
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ホームページでご確認ください。
- 店名:
- フラワーサロン Le.jardin(ル・ジャルダン)
- URL:
- https://www.flower-lejardin.granadenterprise.com/index.html
- 場所:
- 神奈川県横浜市青葉区青葉台1-24-1