2025.10.10
田園調布駅から徒歩1分の場所にある「pelican coffee(ペリカンコーヒー)」は、ロッジのような外観の一軒家カフェ。自由が丘でデリカテッセンを営んでいたオーナーが、「地元の方々がリラックスできる、もうひとつの家のようなカフェ」をコンセプトに、2016年にオープンしました。
木のぬくもりある佇まい
元々この場所にあった、庭に蔵を持つ一軒家をリノベーションし、今でも当時の面影を残しています。
「“かなり古い建物”ということだけで、いつごろ建てられたのかなどは曖昧なんです」と話してくれたのは、開業時から店に関わり、現在はマネージャーを務める川原さん。
蔵は今も残り、その蔵を覆うように建築されているため、店内の壁の一部にもなっています。
客席から見える蔵の扉
店内は広々とした2階建て。カウンターやテーブル席の他に、1階にはテラス席、2階にはゆったりくつろげるソファー席も。建物の風合いを生かしたレトロモダンなインテリアが、自宅のリビングにいるような、温かで落ち着いた空間を作り出しています。
ペットと一緒に食事を楽しめる1階テラス席
落ち着いた時間を過ごせる2階席
お店のこだわりは、手作りの料理と、バリスタが入れるコーヒー。
種類豊富なフードメニューは全てスタッフによる手作り。「家でも登場するメニューだけど、家で食べるものとはちょっと違って、おいしい」と思ってもらえるレシピになるように心がけているそう。
一番人気は、朝7:30のオープンから10:00まで注文できるモーニングプレート。野菜をたっぷり使った彩り豊かなプレートが、いつもより少しだけ特別な朝へと導いてくれます。
一番人気のモーニングプレートとコーヒー
ドリアやハンバーグなど食べ応えのある食事や、マフィンなどのスイーツは、オープンからラストオーダーまで注文可能です(ガレットとクレープのみ土・日・祝日は、10時以降の提供)。
人気のブルーベリーマフィンの他、スイーツメニューも種類豊富
コーヒーは、開店当初より、まだ一般的ではなかったスペシャルティコーヒーをラインアップ。バリスタが、お客さまの好みに合わせて酸味や苦みを抑えるなど、入れ方を工夫して調整することもあるのだとか。
コーヒーはバリスタが一杯ずつ丁寧に入れてくれます
人気のペリカンオリジナルブレンドは、「毎日飲んでも飽きない、でもちょっと特別な一杯」をコンセプトに、試作を重ねて完成した自慢のコーヒー。抽出が難しい、バリスタの腕が試されるブレンドなのだそう。
たっぷりサイズがうれしいカフェラテ
お客さまは、地元のお子さま連れのファミリーや学生、パソコンで仕事や勉強をする人などさまざま。「自宅にいるように、その時の気分やシチュエーションに合わせて、好みの席で思い思いに過ごしてほしい」それが、この店が大切にしていることだそうです。
Wi-Fiも完備。好きな席でひとときを
閑静な邸宅街でもある田園調布ですが、お店の方たちから見る田園調布はどんなまちなのでしょうか。
「もしかしたら、とても敷居の高い、背筋の伸びたまちの印象があるかもしれませんが、実際は気さくで大らかな方ばかり。大好きなまちです」と川原さん。
常連の地元のお客さまとは自然に会話が生まれ、ときにはその方のライフステージの変化が垣間見えることも。お店は、そんなまちの方々の包容力に支えられていると実感することも多いのだとか。
「お客さまに少しでも喜んでいただけるよう、スタッフみんなでアイデアを出し合いながらお店づくりをしています。」
「これからも、お客さまに、家に帰ってきたような安心感と、心豊かになる瞬間を感じていただける店でありたい」と川原さん。
「pelican coffeeがこのまちにあって良かった」「pelican coffeeを訪れるためにこのまちに来た」といわれるような場所に、そしていつか、別のまちにも“もう一つの家”のような店を開けたら─そんな夢も描いています。
おなかも心も満たしてくれるすてきなカフェで、心穏やかなひとときを過ごしてみませんか。
【営業時間】
7:30~19:30(L.O.19:00)
定休日:なし(年末年始を除く)
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ホームページでご確認ください。
- 店名:
- pelican coffee(ペリカンコーヒー)
- URL:
- https://pelican37.thebase.in/about
- 場所:
- 東京都大田区田園調布3-25-17