尾山台駅から徒歩1分、大井町線の線路沿いに佇む、サーモンピンクの外観が目印の「米粉の焼菓子店  SLow Bake Shop（スロウベイクショップ）」。2025年2月にオープンした、金・土・日曜日限定で営業する、米粉の焼き菓子専門店です。

店に並ぶクッキーやケーキ、マフィンなどのお菓子は全て、米粉を使ったグルテンフリー。

オーナーシェフの加藤さんが米粉にこだわったのは、自身の食生活が、年齢とともにパンや麺類を主食とした小麦中心から米中心へと変化したことがきっかけ。お米の新しい食べ方として注目される米粉で、「からだに優しく、おいしいお菓子を届けたい」という思いで、米粉を使ったお菓子づくりに挑戦するようになったのだそうです。

厳選した国産米粉を使用

「健康志向の方や、小麦アレルギーを持つ方に喜んでいただけることはもちろんですが、まずは、おいしく食べていただけることを大切にしています」と加藤さん。

おいしいものを知っている人からも満足してもらえるお菓子になるよう、厳選した素材を使い、試作を重ねてつくったレシピで、一つ一つ心を込めて焼き上げています。

愛猫GUREちゃんのクッキーは加藤さんのデザイン

一番人気のクリームパフは、しっかりしたシュー生地に、米粉で作ったカスタードクリームと生クリームを合わせた“ディプロマットクリーム”をたっぷり詰め込んだシュークリーム。お子さまから大人まで、幅広い世代に「おいしい！」と好評です。

ピーナッツバタークッキーをボトムにしっとり焼き上げたベイクドチーズケーキや、キャロットケーキ、季節の味のマフィンも人気です。

クルミとレーズンがたっぷり入ったキャロットケーキ

クッキーの一番人気はピーナッツバタークッキー。サクッ、ホロッとした食感のクッキーとリッチなピーナッツバターの絶妙なバランスは、一口で幸せな気分に。控えめな甘さも好評です。

食感もしっかり味わいたい香ばしいクッキー

オートミールやナッツのザクザクした食感がクセになるオレンジチョコチップクッキーや、ハーブやスパイスを使った、お酒のおつまみにぴったりのクッキーも。

お酒のおつまみにおすすめのチーズ&ブラックペッパー（左）と、サワークリームオニオン（右）

「もともと食べることが大好き！」という加藤さん。結婚後に飲食業界の仕事に飛び込み、デリカテッセンやパン屋さんで、お総菜、パン、スイーツなどの製造に関わる中で、特にスイーツに興味を持ち「いつか自分のお店を持ちたい」と考えるようになったのだそう。

友人の家やお気に入りの店があり、たびたび訪れていた尾山台に理想の物件が見つかり、開業することに。「上品で穏やかなこのまちには、ご縁を感じています。」

「お客さまの笑顔と、喜んでいただけることが一番の楽しみ」と話す加藤さん。

お客さまは、地元の女性が中心で、何度も足を運んでくださる方が多いそう。「健康への意識が高い印象のある、穏やかですてきな方ばかりです」と加藤さん。

小麦アレルギーを持つ方も多く、「シュークリームを食べたのは10年ぶり！」などと、喜んでいただくことも。

小さな店舗だからこそ、お客さまとの距離感が近く、会話から得られる気付きも多いのだとか。日々の交流の中で、お客さまとの関係も育まれています。

お店を始めて、まだ1年弱。厨房も狭く、一人でお菓子を焼いているため、営業は週に3日だけですが、「米粉のお菓子を研究し続け、さらにおいしいものを、多くの方に届けたい」と、ネットショップのオープンも目指しています。

週末は、加藤さんが作る焼き菓子に会いに、出かけてみませんか？

さまざまな人に「おいしい！」を体験させてくれる、温かなお店です。

【営業時間】

金・土曜：11:00～18:00、日曜：11:00～17:00

定休日：月～木曜

※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、インスタグラム公式アカウントでご確認ください。

■Instagram

@slowbakeshop