2025.11.04
代官山駅から徒歩5分の「代官山 クリスマスカンパニー」は、1985年に日本初としてオープンしたクリスマス専門店。“364日クリスマスイブ”をコンセプトに、季節を問わず、1年中クリスマス用品を販売しています。

1年中、西欧のクリスマスのような雰囲気の店内
商品の多くはヨーロッパから仕入れたもの。オーナーの山﨑さんが、ドイツ・フランクフルトで開催される見本市「クリスマスワールド」などに足を運んで選んだ、スノードームやオブジェ、アドベントカレンダー、兵隊を模したくるみ割り人形など、日本では見かけることが少ないクリスマスグッズが数多くそろいます。



イラストを楽しむドイツのアドベントカレンダー
特に目を引くのが、ツリーに飾るキラキラ輝くガラスのオーナメント。定番のボール型やサンタクロースだけでなく、フルーツやスイーツ、車など多種多様なモチーフが並びます。

ちょこんと置くだけでもかわいいオーナメント

このオーナメントは、ドイツの職人が吹きガラスを鉄型で成形し色付けした、貴重な手工芸作品なのだそう。「毎年1つずつ買い足すことを、クリスマスの楽しみにしているお客さまもいらっしゃいます」と山﨑さん。
お店オリジナルのサンタクロースキャラクターをあしらった、さまざまな商品も販売。
中でも、老舗お菓子メーカーの「泉屋東京店」とコラボレーションで販売しているクッキー缶は、毎年デザインが変わる人気商品です。

泉屋とのコラボレーションのクッキー缶。2025年デザイン
このオリジナルのサンタクロースは、フランスを代表するポスター画家兼イラストレーターのレイモン・サヴィニャック氏(1907~2002)に描いてもらったもの。もともと、サヴィニャック氏のファンだった山﨑さんが、エージェントを通じてポスターの制作を依頼したところ、サヴィニャック氏は「日本にクリスマスはないでしょう?」と少し驚きながらも、店や日本のクリスマス風景の写真を見て興味を持ち、引き受けてくださったのだそうです。

お店オリジナルのスノードームはオーストリアのVIENNA SNOW GLOBE社製。昔ながらの製法で作られています

サヴィニャック氏が描いたポスターデザインの絵はがきも
店は今年で40周年ですが、山﨑さんが引き継いだのは29年前の1996年。最初にこの店を立ち上げたのは、当時、代官山でお菓子や雑貨の店を複数運営していた会社でした。「高校生の頃に代官山に遊びに来た時にこの店を知って、それからは、たびたび訪れるお客さんの一人でした。」
店を運営する会社が廃業することを知った時に、「この代官山らしいお店がなくなってしまうのはもったいない」という思いから、店を引き継ぐ決心をしたのだそうです。

「いつ来ても変わらない、ホッとできるお店でいたい」と語る山﨑さん
訪れるお客さまの年代や性別は、さまざま。
SNSをきっかけに遠方から足を運び来店する人、親子三代で訪れるご家族の他、コロナ禍を機に「おうちクリスマス」を楽しむようになった若い世代も増えています。また、地元の方が気軽に立ち寄り、おしゃべりを楽しみながら、ちょっとした雑貨を手に取ってくださることも多いのだとか。

種類豊富なリボンは、毎年飾るツリーをイメージチェンジしたい人におすすめのアイテム
長くこのまちを見ている山﨑さんにとって、代官山はどんなまちなのでしょうか。
「外から見ると“おしゃれなまち”など、少し敷居が高い印象があるかもしれませんが、住人や働いている人はとてもフレンドリーで、いい意味で“村”みたいな温かさのある居心地の良いまちです。」
地域の人たちとは「訪れた人が、昔のようにゆっくりお散歩を楽しめるまちであってほしい」という思いから、店の前の旧山手通りを安全に行き来できるような取り組みにも参加しています。

今年のクリスマスは、部屋にお気に入りのクリスマスグッズを飾って過ごしませんか?
年末は忙しくてクリスマスどころではない!という人も、がっかりしないで。
春夏秋冬いつ訪れても、クリスマスのときめきを感じられるお店です。

【営業時間】
月~金曜:12:00~19:00(10月1日~12月26日は11:00からオープン)
土・日・祝日:11:00~19:00
定休日:水曜(10月1日~12月26日は無休。年末年始休暇あり)
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ホームページでご確認ください。
・掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。
・定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。
- 店名:
- 代官山 クリスマスカンパニー
- URL:
- https://www.christmas-company.com/
- 場所:
- 東京都渋谷区猿楽町29-10 ヒルサイドテラスC-13










